ヤバ過ぎて看守もいない! エルサルバドルの刑務所に収容される受刑者たち!!
中央アメリカにあるエルサルバドル共和国という国をご存知だろうか。
名前くらいは聞いたことがあるだろうが、このエルサルバドルという国はとにかく治安が悪いことで有名なのである。国連の統計によると世界最高の殺人率を持つ国で、世界で最も暴力的な国とまで呼ばれることもある。
そんなエルサルバドルの犯罪者たちが収容されている刑務所の受刑者たちは、とにかくガラが悪い。
エルサルバドルの首都サンサルバドルにある、ペナス・シウダード・バリオス(Penas Ciudad Barrios)刑務所は、世界でも有数の過激な大規模ギャング「マラ・サルバトルチャ(Mara Salvatrucha)」の構成員たちが主に収容されている。
受刑者は麻薬や武器の違法取引、殺人といった重罪人ばかりで、施設内での暴力事件は日常茶飯事。それどころかたびたび受刑者同士の殺人まで発生する。
そんな刑務所内部は、あまりにも危険であるため看守が中に入ることはない。また、日本の刑務所とは違って受刑者を更生させる目的ではなく、受刑者を社会から隔離することを主たる目的にしている。
そのため、刑務所の看守やエルサルバドル軍が、刑務所の外から厳重な警備をおこなっているのだ。
では、刑務所中で受刑者たちはどのようにして生活をおこなっているかというと、刑務所内にはパン屋やワークショップ、病院などが受刑者自身によって運営されており、独自の社会を築いているというのだ。
日本の刑務所と比較すれば、受刑者の自由度は高いが、その分危険性も高い。また、この刑務所は元々収容人数800人の刑務所であったが現在は2500人が収容されており、決して快適と言えるものではない。日本人がこんなところに入れられたなら数日と持ちそうにない。
via:theguardian(英語)