ストレスで自らの羽をむしってしまったオウム　救出され第二の人生を歩むことに

あまりに痛々しい姿のオウムがアメリカで救出された。

それは、今年の9月に救出されたオウムで、極度のストレスによって自らの羽をむしってしまい、クチバシがとどかない頭部以外の羽が完全に抜け落ちハゲた状態だったのだ。

タバコや生ゴミの匂いが漂う劣悪な環境で飼育されていたのを、カンザス州を拠点にオウムなどの鳥を保護している団体「トールグラス・パロット・サンクチュアリ(the Tallgrass Parrot Sanctuary)」のスタッフが保護した。

このオウムは、前の飼い主によって、ホビー(Hobby)という名前がつけられていたのだが、ホビーには「趣味」という意味があり、生き物の名前として不適切であることから、ハビ(Javi)に改名された。

獣医によると「オウムは寄生虫や皮膚病だけでなく、極度のストレスや不安によって自らの羽を抜いてしまうことがある。多くの場合、十分な日光や新鮮な空気、そして愛情が与えられていない場合に起こる」と語る。

保護されたハビは、人生初めての水浴びを経験し、新鮮なバナナやリンゴを与えられ、回復中にあるという。

 

体を上下させてスタッフに反応するなど、順調に回復しているそうだが、まだ羽は生えてきていない。スタッフは寒さや乾燥から肌を守るために、ハビ専用のセーターを編むことを計画しているそうだ。

 

via：The Dodo(英語)

 

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