ペットの金魚に外科手術がおこなわれる！　手術代は9万!!

ペットの健康のためなら金額に糸目をつけない人がいる。

しかし先日、約750ドル（約9万円）をかけておこなわれた手術は意外なものだった。

それは腫瘍ができてしまった金魚の腫瘍除去手術である。

 

スコットランドのイングリス動物病院にて、その手術はおこなわれた。
患者は目に腫瘍ができてしまった金魚の「スター」

非常に珍しい手術のためその様子を病院のスタッフがフェイスブックに投稿した。その画像が下記のものである。

大きな腫瘍ができてしまった金魚のスター

 

手術の様子

 

医師は、金魚に麻酔を使うことは非常にリスクが高いが、飼い主に喜んでもらうためにおこなったという。

スターの飼い主はグラスゴーに住むアビー・ゴードン21歳の学生である。そしてその母親ジェーン。
金魚のスターは、彼が12歳のころにピンポン玉を投げて的に入れるというゲームで賞品として手に入れた。

それから、9年間一緒に過ごした大変思い出深いペットなのである。

手術は、スターが暴れることがないように麻酔薬で眠らせ、腫瘍を切除。
その後、過酸化水素水の入ったバケツにスターを入れ、麻酔が切れるまで、呼吸できるように8分間にわたってスターを動かして口からエラにかけて水が流れるようにしたという。
その後、スターは目を覚まし、無事に手術は成功した。

術後の経過も良好で、現在はスターのパートナーのニモ（金魚）とともに水槽で仲良く泳いでいるという。

 

 

この金魚の外科手術。とても珍しいことなのだが、なんと昨年2014年9月にもオーストラリアのメルボルンにておこなわれている。
その時の手術の様子が細かく撮影され、写真が残されているので、そちらもあわせて紹介する。

 

この時の患者は金魚のジョージ。こちらのジョージも腫瘍の手術だ。

眠らした金魚に、チューブを使い呼吸を確保する。

腫瘍を切除されるジョージ。

4針縫合し、さらに傷口を接着材でふさがれるジョージ。

無事手術が終了しバケツで安静にすジョージ。

 

 

金魚1匹のために何故そこまでと思われるかもしれないが、今回の飼い主にとっては間違いなく家族の一員に違いない。

 

また、金魚の寿命は10～15年程とも言われており、ギネスブックに載った最も長寿の金魚はなんと43年も生きたというから、犬や猫よりも一緒に長い時間を過ごすことができる。

 

そう考えると、9万円の手術費用は、それほど高いものではないのかもしれない。

 

 

 

 

出典：livescience　（http://www.livescience.com/50118-goldfish-expensive-surgery.html）
出典：livescience　（http://www.livescience.com/47877-goldfish-surgery-photos.html）

 

 

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