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ラプンツェル症候群ってなに? 4歳の男の子が九死に一生!

      2015/08/19

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ラプンツェル症候群という病気をご存じだろうか。

ディズニー映画の「塔の上のラプンツェル」をイメージする方が多いだろう。
ラプンツェルの長い髪の毛が象徴的な作品だ。

ラプンツェル症候群というのは、そのラプンツェルの長い髪の毛から、その名がつけられた病である。

可愛らしい名前に聞こえるが、実際のその症状は、髪の毛を食べずにはいられなくなり、食べた髪の毛が原因で、命に関わる大変な病気なのである。

ラプンツェル症候群

九死に一生をとりとめたシヴァン君

 

今回、そのラプンツェル症候群によって危うく命を落としかけたのは、インドに住む4歳のシヴァン君。

 

彼はあるとき、食べ物を食べても吐いてしまい、水分しかとれなくなってしまった。
そして腹部の痛みを訴えたのである。

それを心配して、両親が地元の病院に連れて行った。

医師は胃の感染症と診断し、薬を処方した。

その後もシヴァン君の体調は回復しない。
それどころか腹部が張って、異常に肥大化したのである。

ラプンツェル症候群

腹部が肥大化した際の画像

ラプンツェル症候群

赤丸部分に白く映る異物がある

 

シヴァン君はニューデリーの大きな病院へ搬送され、精密な検査をおこなうことになった。

その結果、腹部のCT画像から、大量の異物が詰まっていることが判明。

 

2015年2月4日、シヴァン君のおなかから異物を摘出する手術をおこなわれた。

すると大量の髪の毛が出てきたのである。

髪の毛はシヴァンの胃だけでなく大腸、小腸にも詰まっており、長さは何と4フィート(約1.2メートル)あった。

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ラプンツェル症候群

手術で出てきた髪の毛

 

シヴァン君の母親のムン二・クマール(Mnni Kumar)さんによると、数か月前にシヴァン君が自分の髪を抜いて食べているのを目撃したという。その時は、これほど大量に食べているものだとは思わず、自然に出てくると思っていたとのこと。

少なくともシヴァン君は9カ月もの間、自分の髪の毛を食べていたようなのだ。

父親のス二ル・クマール(Sunil Kumar)は、「息子のCT画像を見たときには、助かるとは思えなかった。心から神様に感謝する。」

ラプンツェル症候群

二人の兄と両親とともに写るシヴァン君

ラプンツェル症候群

坊主にされ元気のないシヴァン君

 

この、ラプンツェル症候群は、10代の女の子に多い症状で、ストレスなど心理的な問題によって発症するという。

今回シヴァン君を担当した小児科医のシルパ・シャーマは「両親に、今回の症状は心理的障害によるものであり、その問題の改善が必要であること。そして、再度髪を食べてしまわないようにシヴァン君の髪の毛を剃ることを勧めたという」

その結果、シヴァン君は坊主になった。

物事の判断がしっかりと出来るようになる10歳位までは坊主でいることが決定してしまった。

 

 

ラプンツェル症候群

シヴァン君を担当したシルパ・シャーマ医師

 

出典:mirror(http://www.mirror.co.uk/news/world-news/surgeons-remove-huge-hairball-stomach-5338639)
出典:dailymail(http://www.dailymail.co.uk/news/article-2995755/Boy-4-huge-4ft-hairball-removed-doctors-India-eating-hair-swallow-water.html)

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