スプーン3杯分でアウト! 来年のリオ五輪の水泳競技で使われる海の汚染が深刻
スポンサーリンク
来年2016年に開催されるリオデジャネイロ・オリンピック。その水泳競技で、使用されることが決定している海の海洋汚染が深刻であると警告されている。
その海は、ブラジル南東部リオデジャネイロにあるグアナバラ湾。オリンピック期間中に1400人ものオリンピック選手が泳ぐことになる海である。
AP通信による調査で、その海水から細菌やウィルスが高レベルで検出されたのである。その汚染度合いは深刻で、ティースプーン3杯も飲めば、腸チフスやA型肝炎などの病気になるリスクが高いと、専門家が警告している。
その原因は未処理の生活排水。シンクやシャワー、トイレから流された水が、下水処理をされることなく垂れ流しになってしまっているのである。
スポンサーリンク
すでにオーストリアのオリンピックチームは、この海でのトレーニングを禁止しており、各国も今後の対応が迫られることになる。
また、オリンピック選手だけでなく、周辺ビーチに訪れる35万人もの観光客にもその危険がある。そのため米国疾病管理予防センターはブラジルへの旅行者に対し、腸チフスの予防接種を推奨している。
ブラジル当局は、海の清浄化を約束しているというが、専門家らは時間的に、もう間に合わないと主張している。
via:dailymail(英語)
スポンサーリンク