【すごーい、まっくろー】ケニアで黒のサーバル発見!メラニズムが原因で7例目
ケニアの動物保護施設で珍しい動物が目撃された。その動物とは現在、アニメ『けものフレンズ』で大人気となっているサーバルの真っ黒な個体。
ケニアで目撃された真っ黒なサーバル
その黒いサーバルが撮影されたのは、ケニアのツァボ・ウェスト国立公園(Tsavo West National Park)近くにある動物保護施設「ルアレニィ・キャンプ(Lualenyi Camp)」。
この地で撮影ツアーを行っていた写真家のセルジオ・ピタミッツ(Sergio Pitamitz)によって撮影された。
セルジオによると「草むらの中に黒い何かが動くのが見えたんだ。2、3分くらい待っていたら、それは現れました。全身真っ黒のサーバルで、我々が唖然としていると、すぐに茂みの中へ消えって行ってしまいました。」「いつも珍しいものを見つけては写真を撮っていましたが、これには驚きました。」
こちらが、セルジオ氏が撮影した黒いサーバル。
そしてこちらが通常色のサーバル。
サーバルが黒くなった原因はメラニズム
今回サーバルが黒くなった理由は、遺伝子の変異によって起きる色素異常によるものだという。
ブラジルの生物学者でネコ科動物のメラニズムに詳しいエドゥアルド・エイジリク(Eduardo Eizirik)によると、このサーバルは「メラニズム」というメラニン色素が多く作られる色素異常である可能性が高いそう。
色素異常の生物が誕生することは割とよくあるが、サーバルでは比較的珍しい。誕生したとしても、その黒色ゆえ茂みの中で目立つため、上手く獲物を狩ることが出来ず飢えて死んでしまうからだ。メラニズムの野生のサーバルは過去6例報告されており、ケニアとタンザニアの発見されている。