ジュマンジが現実に? 中国で2300年前の墓からボードゲームのサイコロ発見
このたび、中国で2300年前の墓地からボードゲームに使用されていたと思われるサイコロが出土した。
そのサイコロは、ボー(bo)と呼ばれる古代中国のボードゲームで使用されたものと見られているが、そのボードゲーム自体が1500年も前に滅んだゲームであるため詳細は分かっていない。
2300年前の墓から見つかったサイコロ
1982年に公開された映画『ジュマンジ』をご存じだろうか、少年が古びたスゴロク(ジュマンジ)を見つけ、そのゲームをプレイすると、進んだマスによって人間がゲーム内に閉じ込められたり、現実世界に異変が起きるというストーリーの映画である。
そんなジュマンジを彷彿させる古びたボードゲームのサイコロが、中国・山東省の青州市で発見されたのだ。
発見場所は、なんと2300年も前に作られた墓地の中。考古学者の遺跡発掘中に発見されたのだ。
サイコロは動物の牙を削って作られたもので、14面あるその面には数字や、雲・雷のパターンが刻まれている。
発見されたサイコロは、1500年以上前に滅んだボードゲームで使われたもの
考古学者によると、このサイコロは古代中国で親しまれていたボードゲームで使用されていたもので、「ボー(bo)」と呼ばれるゲームだそう。しかし、このゲーム自体が1500年以上も前に滅んだゲームであるため、その詳細は不明だという。
今回サイコロが発見された墓地は、長さが約100メートルという大きな墓で、考古学者は貴族の墓と考えている。
しかし、墓は発見された時点で墓泥棒によって荒らされた痕跡があり、埋められていたと思われる埋葬品も全て略奪されて無くなっていたという。謎だらけの非常に不可解なサイコロだ。
via:livescience(英語)