イイ奴だけどバカ! 友人の携帯を拾うため汲み取り式便所に入った男
先日、ノルウェーの小さな町で忌々しい事件が起きた。一人の男性が汲み取り式便所の中に閉じ込められてしまったというのである。
友達の携帯電話を拾うために、汲み取り式便器の中に入った男
問題の事件が起きたのは、ノルウェーのブスケルー、ドランメンにあるヒルサイド・リバー・パークという公園の公衆トイレ。 このトイレは下水道につながっておらず、汲み取り式のトイレ(いわゆるボットン便所)だった。そのトイレで男性が用を足している時、誤って携帯電話を便器内に落としてしまったのである。 棒を使って何とか引き上げようとしたが上手くいかない。諦めるしかないと思われた瞬間、男性の友人であるカトー・ベルントセン・ラーセン(Cato Berntsen Larsen)20歳が手を挙げた。 そう、自分自らが便器の中に入り、携帯電話を拾ってくるというのだ。 スリム体形だったカトーは便器の中に入ることに成功!しかし、出ることまではちゃんと考えていなかった。案の定、トイレタンク内に閉じ込められてしまったのである。
汲み取り式便器に閉じ込められた男の救出劇
便器に閉じ込められたカトー。自力で出ることはおろか友人の助けを借りても這い上がることが出来ない。その結果、友人が通報。救急隊による救出が行われることになった。 派遣された救急隊員4名が到着。便器がプラスチック製だったことが幸いし、便器を壊す形でカトーの救出に成功した。
便器に落ちてから救出されるまで、1時間もの間、閉じ込められていたカトーは、救出後に地元紙のインタビューに答えている。 「私はスリムなので、便器の中に入って出てこれると思っていたんだ。でもダメだったよ。」「タンクの中にいた1時間は、これまでの人生の中で最も最悪な時間だった。悪臭がひどくて嘔吐してしまったし、タンク内にいた生き物が私の体を這いずり回ったんだ。」と壮絶な体験を語った。
便器から出たカトーはその後、緊急治療室で傷口の洗浄、そして抗生物質による治療を受けたという。 しかし、問題の携帯電話はというと、見つからなかったそう・・・。何から何までツイてない。
via:VG.no(英語)