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【優しいはずでは…】動物園の柵から落下!少年を引きずり回したゴリラを射殺

   

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土曜日にアメリカの動物園で痛ましい事件が起きた。
ゴリラの展示スペースに落下した少年をゴリラが引きずり回したのだ。その結果ゴリラは射殺されてしまったという。

少年が動物園の柵から落下!ゴリラに引きずり回される。

その事件が起きたのは2016年5月28日の午後4時ごろ。
アメリカ・オハイオ州のシンシナティ動物園にて、4歳の少年がゴリラの展示スペースに落下してしまったのである。そこには3頭のゴリラが飼育されており、少年の落下に気づいたスタッフがゴリラに、少年から離れてスタッフの元に来るよう指示を出した。 すると、2頭のメスはスタッフの指示を聞いて移動したのだが、1頭のオスゴリラは指示を聞かずに少年の元に近づき、少年を引きずり回したのである。

こちらはその動画

動画:youtubeより『Gorilla killed after 4 year old falls into zoo enclosure ~ VIDEO』

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【優しいはずでは…】動物園の柵から落下!少年を引きずり回したゴリラを射殺

こちらが問題のゴリラ

【優しいはずでは…】動物園の柵から落下!少年を引きずり回したゴリラを射殺

ゴリラは少年をつかんだ状態で、水場を走り回る

【優しいはずでは…】動物園の柵から落下!少年を引きずり回したゴリラを射殺

少年に向かい合うゴリラ


10分間にわたり引きずり回した後、射殺へ

ゴリラは少年をつかんだまま10分ほど、少年を引きずり回したという。
その後、少年の身を案じた動物対応スタッフが、ゴリラを射殺。少年は救出され、シンシナティ小児病院医療センターに運ばれた。少年の命に別状はなく、現在治療中だという。

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【優しいはずでは…】動物園の柵から落下!少年を引きずり回したゴリラを射殺

今回の事件で射殺されたハランベ

今回、射殺されてしまったオスのゴリラは、ハランベ(Harambe)という名前の17歳のローランドゴリラ。体重は400ポンド(約180キロ)という巨体だった。また、事故原因については現在調査中とのことだが、少年が柵を乗り越えて10~12フィート(約3~3.6メートル)下の地面に落下してしまった可能性が高いという。

射殺の必要性について

今回の事故動画において、ゴリラが少年を引きずり回したのは事実であるが、その後少年と向かい合っている際の様子などから、ゴリラが少年を襲うつもりだったのかについては疑問が残る。

【優しいはずでは…】動物園の柵から落下!少年を引きずり回したゴリラを射殺

少年を攻撃しようとしているようには見えない

今回の対応に当たった動物対応チームの責任者であるセナ・メイナード(Thane Maynard)はこう語っている。「ゴリラが少年を攻撃するようには見えなかったが、少年の身を第一に考えて行動しました。」「麻酔銃という手段もあるが、麻酔銃によってゴリラがパニックに陥る危険性もありました。」

心優しい動物と言われるゴリラ

一般にゴリラは心優しい動物と言われている。

今回同様の事件は1986年8月30日にも発生している。イギリス海峡の島、ジャージー島にある動物園で5歳のイギリス人少年がゴリラの展示スペースに落下したのだ。

【優しいはずでは…】動物園の柵から落下!少年を引きずり回したゴリラを射殺

少年を守るオスゴリラのジャンボ

その際、現場にいたオスゴリラのジャンボは、落下の衝撃で意識を失った少年を気遣うような仕草をみせ、さらには他のゴリラが近づかないように、少年を守ったのである。

こちらがその動画。

動画:youtubeより『OMG!! Boy Falls into Gorilla Cage after Attacked at Zoo』

 

今回の事件で、ゴリラが亡くなってしまったことは大変嘆かわしいことだが、人命を最優先するために動物対応チームが行った射殺という行為を誰も非難することはできない。

 

via:WLWT5(英語)

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