巨大な腫瘍をもつアオウミガメ、賢明な治療により順調に回復中!
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アメリカ・フロリダ州のフロリダキーズ沖で、巨大な腫瘍を持つアオウミガメが捕獲された。アオウミガメは絶滅危惧種に登録されている希少なウミガメである。
頭と同じ大きさの腫瘍を持ったウミガメ
今回、捕獲されたアオウミガメはチカ(Chica)と名前が付けられている。
チカの右アゴには、頭の大きさと変わらないほどの巨大な腫瘍がついていた他、足の付け根や目の周辺にも小さな腫瘍があった。アオウミガメが絶滅危惧種であることから、すぐにフロリダ州のタートルホスピタル・リハビリセンターで検査を行うこととなった。
もしも腫瘍が悪性のものであったり、内臓への転移が見つかれば安楽死は避けられない状態にだったそうだが、CTスキャンの結果、腫瘍は良性であることが分かり、手術による摘出が行われた。
腫瘍の大きさは約1キロ!
手術は、医師のダグ・マダー(Doug Mader)によって行われ、摘出された腫瘍の重さはなんと938グラムという巨大なものだった。
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術後の経過も良好だそうで、ダグは「チカは順調に回復しています。食欲もあり、力強く泳ぐことが出来ます」と語っている。
チカから摘出された腫瘍は良性ではあったものの、再発する可能性もあるとのことで、術後の経過を1年ほど見守ったうえで、問題がなければ野生に戻す予定だそう。
via:dailymail(英語)
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