【魚?ワニ?】オーストラリアの湖で発見された謎の生物! 正体はスズハモか?
2016/02/29
オーストラリアの湖に謎の生物の死骸が漂着しているのが発見された。
その生物の正体をめぐり、画像が投稿されたフェイスブック上で物議をよび、メディアにも取り上げられる騒ぎとなった。
オーストラリアの湖で発見された謎の生物
その生物が発見されたのは、オーストラリアのニューサウスウェールズにあるマッコリー湖。イーサン・ティッパー(Ethan Tipper)という人物が見つけ写真におさめたのである。
その生物の画像がこちら
この画像がSNSに投稿されると、「新種生物に違いない」というものから「合成写真だ」などといったコメントがされ物議をよんだのである。
確かに口には無数の牙、そして異様に長い胴体をしており奇妙な形をしている。
生物の正体は「スズハモ」!?
この奇妙な生物に対して、オーストラリア博物館の専門家マーク・マクグローザー(Mark McGrouther)は「この生物の正体は、オーストラリアの東海岸の深海に生息しているスズハモの可能性が高い」と語った。
スズハモとは、水深100メートルの深海に生息するウナギ目ハモ科の魚で、全長は1.8メートルほどになる。
では、なぜ海の深海魚が湖で発見されたかというと、その湖の立地が関係している。発見場所のマッコリー湖は、湖という名前がついてはいるが海と繋がっている塩湖だったのである。
どうやら、海の深海に生息していたスズハモが、何らかの要因によってマッコリー湖の岸まで流れ着いたようなのだ。
ちなみにスズハモは日本では食用にされている。高級食材のハモより味は落ちるため、主に練り物などに加工されて流通しているそう。
今回、未確認生物騒動を巻き起こした生物が、あなたの家の冷蔵庫に眠っているかもしれない。