ルーマニア版の獅子舞!? クマの毛皮を着て街を行進するロマの奇祭
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世界には、異文化圏の人間からするととても奇妙に見える祭りや風習が数多く存在する。
ルーマニアでは、毎年クリスマスから新年の間にクマの毛皮を羽織った人々によるパレードが開催されるという。
クマの恰好をして悪霊を追い払う!ロマ民族のユアソル・フェスティバル
その奇妙な光景が見られるのは、ルーマニアの首都ブカレストから北に300キロのバカウ県。
この地域には、ロマ(Roma)と呼ばれる北インドを起源とする民族が住んでいる。ロマの人々はルーマニア神話の神聖な生き物であるクマに人々を守り、癒す力があると古くから信じている。
その伝統に基づいて、毎年クリスマスから新年にかけての年末になると、クマの毛皮を羽織った姿でパレードを行うのである。
このパレードは、ユアソル・フェスティバル(Ursul festival)と呼ばれている。
クマの姿で行進することによって、災いを引き起こす悪霊を追放し、豊かな新年を迎えようというのだ。これは日本でいうところの、新年を祝う獅子舞と、鬼を追い払う節分が合わさったような風習のようである。
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パレードで人々が羽織るクマの毛皮は本物で、集団で行進する姿のインパクトは半端ではない。
via:dailymail(英語)
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