ヘロインと偽って粉末状のドッグフードを密売した女が逮捕される
アメリカ・ウィスコンシン州で、ドッグフードを売っていた女が逮捕された。
なぜドッグフードの売買が罪になるのかというと、この女は粉末状にすりつぶしたドッグフードを麻薬の一種ヘロインと偽って販売していたというのである。
ドッグフードをすりつぶし、ヘロインとして売っていた女
事件の始まりは先月11月のこと。ある人物から警察に密告が入ったのだ。
その内容は、女から鎮痛剤のパーコットとヘロインを買わないかという話を持ち掛けられたというもの。女は保護監査官による自宅の立ち入り検査で薬が見つかる恐れがあるので買い取ってほしいと依頼してきたのだという。
その密告を受けて、警察官はおとり捜査をおこなうことにした。11月18日に密告者の人物に女からの薬物を購入させ、その成分分析をおこなったのである。
その結果、思いがけない事実が判明する。女が売っていたヘロインとされる物質は、ヘロインではないどころか犬が毎日食べているドッグフードだったのである。また、鎮静剤の方もまったくの別物だった。
この結果を受けて12月15日、その女が逮捕される。
犯行動機は、ヘロインがドッグフードに似ていたから
女の名前は、ミーガン・マイヤー(Megan Meyer)22歳。
警察の取り調べによるとミーガンは「ヘロインがドッグフードに似ていたので、茶色のドッグフードをすりつぶして粉末状にし、ヘロインとして売った」と供述したのである。ミーガンは、逮捕のきっかけになった密告者以外にも、何名かの人間にドッグフードをヘロインとして販売していたという。
実際にミーガンは、ドラッグの売人では無かったが、規制薬物を模倣した物質の販売や薬事法違反などの容疑で起訴されることとなった。もし、裁判で有罪となれば罰金1万ドル(約120万円)および最高で6年の懲役刑になる可能性があるという。
via:METRO(英語)