中国でホワイトタイガーの赤ちゃん誕生 うち一匹は縞模様も無い真っ白なトラ!
中国でホワイトタイガーの赤ちゃんが誕生した。
誕生したホワイトタイガーは双子の兄妹で、兄のホワイトタイガーは世界的に珍しいホワイトタイガーの中でも特に珍しい、縞模様すらもな無い完全に真っ白な毛並みのトラだったのである。
ホワイトタイガーの赤ちゃんが誕生したのは中国の青島動物園
そのホワイトタイガーが誕生したのは今年の7月14日。2012年5月13日に青島動物園に導入されたホワイトタイガーのペアから誕生した。
今回誕生した2頭のホワイトタイガーは現在生後5か月で、本日12月22日から一般公開が開始されたのだが、そのうちの一頭は縞模様すらも無い完全に真っ白な個体だったのである。
このホワイトタイガーを報じた人民日報によると、縞模様が無いホワイトタイガーが誕生する確率は10万分の1の確率。ホワイトタイガーは世界に250頭しか存在しないことから、ホワイトタイガーの子どもとして真っ白なトラは、今回誕生したものが世界唯一の存在である可能性が高い。
そもそもホワイトタイガーは野生に存在する種ではない。
以前当サイトでも紹介したが、ホワイトタイガーは野生に生息する固有の種ではない。
ベンガルトラが白変という色素異常によって、偶然白くなった個体を人為的に繁殖させたものである。そのため、あたかも希少種であるかのようにして繁殖をおこない展示をする動物園を批判する動物愛護団体も数多く存在する。
近親交配によって奇形などの障害を持って生まれてくる確率が高いためだ。
詳細は過去記事:『実はダウン症ではなかった! ホワイトタイガーのケニーに見る近親交配と誤解』
こちらは近親交配が原因で、奇形を持って誕生したとされているホワイトタイガーのケニー
今回、青島動物園で誕生した2頭のホワイトタイガーには、健康上の問題はなかったそうで、飼育スタッフによる厳重な管理の元、現在すくすく成長しているそうで、飼育スペースはエアコンにより常に25℃を維持。
生後56日間は母親のミルクで育て、現在は肉や鶏を毎日1.5キロ食べるまでに成長したという。
via:人民日報オンライン(中国語)