天敵関係逆転! ヘビを食べるオオヒキガエルが目撃される!
2017/05/07
一般的に、ヘビはカエルの天敵である。
人間が危機的状況に陥った際に、恐怖で身動きができないことを「ヘビに睨まれたカエル」と表現するほどである。
しかし、そんな天敵関係を逆転させるヘビとカエルが目撃された。なんとカエルがまだ息のあるヘビを食べていたというのだ。
ヘビを踊り食いするカエル
問題の動画は、撮影場所などの詳細は明らかになっていない。
ヘビは3フィート(約90センチ)ほどで、ヘビを食べているカエルはオオヒキガエルと思われる。
動画:youtubeより『Incredible footage shows a Toad eating a Snake alive!』
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オオヒキガエルがヘビを食べる姿が目撃されるのは、今回が初めてのことではない。
2008年にオーストラリアのノーザンテリトリーにおいて、野生動物の調査をしていた地域職員がヘビを食べるオオヒキガエルを目撃している。目撃者のグレアム・ソーヤー(Graeme Sawyer)は、「2フィート(約60センチ)ほどのヘビを、8インチ(約20センチ)の大きな大ヒキガエルが食べているのを目撃しました。その時は本当に唖然となりました。ヘビはまだ生きており、カエルの口からもがいていたので、私はヘビを引き抜き、茂みの中に逃がしてあげました。」と語っている。
このオオヒキガエルは、本来オーストラリアには生息していなかったが、サトウキビ畑の害虫駆除の目的で1935年にハワイから、オーストラリアに持ち込まれたのである。
皮膚から毒液を分泌するため天敵が少なく、その後爆発的に増殖。現在外来種として生態系に深刻な被害を与えている。
via:dailymail(英語)