1000年以上前の古代中国の墓から、エジプトのスフィンクスが出土する!
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先月、中国の考古学者が、1000年前に建設された古代中国の墓地からある石像を発見した。
それはエジプトで、ピラミッドに並ぶ象徴的存在のスフィンクス像だったのである。
中国の墓地で発見されたエジプトのスフィンクス
考古学者の報告によると、スフィンクス像が発見されたのは中国北部の寧夏回族自治区(ねいかかいぞくじちく)にある古代中国の墓地。
その墓地は、唐の時代(618~907年)に作られたとみられる墓地で、考古学者は古代中国の学者の墓だと推測している。
スフィンクス像が発見されたのは、墓地の埋葬室の中でスフィンクス像の他に、鎧を着た兵士の像や馬・ライオン・ラクダのお着物、陶器や青銅など150以上の埋葬品も発見されている。
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スフィンクス像はエジプトから持ち込まれた可能性が高い
墓から出土したスフィンクス像は、幅が5インチ(約13センチ)、奥行き8インチ(約20センチ)、高さが14インチ(約36センチ)で、白い大理石を削って作られたものだった。
考古学者らは、墓が地中海世界と中国を結ぶ古代シルクロード上に位置していること、当時あまり使用されていなかった大理石を使用している点などから、エジプトから持ち込まれたものである可能性や、当時の民族移動や文化交流を示す発見であると発表している。
ちなみにエジプトのスフィンクスが建造された年代については諸説あり、明確な年代は明らかになっていないが、約5000年前にエジプト人によって建てられた説が有力とされている。
via:人民日報オンライン(中国語)
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