中卒の中国人男性 本とネットの知識のみで自力で飛行機をつくる!
学歴社会の現代に一石を投じる挑戦をしている男性が中国にいる。
なんと、本とネットで得た知識だけで、自力で飛行機を作ったというのだ。しかもその男性は中卒だという。
独学で飛行機をつくっているチェン
その人物は、中国北西部の甘粛省・平涼市で機械工として働くチェン・ラインズー(Chen Lianxue)50歳。
彼は、中国の深刻な交通渋滞をみて、ある考えが頭に浮かぶ。それは「自力で飛行機を作れるのではないか」というもの。もし一般人でも空を自由に移動することができれば、確実に交通渋滞は解消されるという発想から、本気で飛行機を作り始めたのである。
彼は機械工として働いているが中卒だそうで、航空力学などの知識は皆無だった。
そこで、本やインターネットから独学で飛行機の作り方を学び始めたのだ。その後、エンジンやアルミ合金、タイヤなど飛行機製作に必要そうなパーツを2万8千元(約54万円)かけて購入。そして組立をおこなったのだ。
そして飛行機は本当に完成してしまう。チェンが作った自作の飛行機は長さが4.2メートル、幅10.5メートル、高さ1.6メートルというかなり小型の飛行機。
DIY飛行機は当然ながら失敗、しかし来年再チャレンジ
見た目からして不安要素しかないが、チェンは自ら操縦をおこない離陸を試みたそう。しかし、結果は当然ながら失敗。
チェンは「離陸しようとしましたが、残念ながら失敗でした。しかし、今回の失敗を活かして新たな飛行機を作ります。今度は長さ8.5メートルの大きな飛行機にする予定です。尾翼も可動するようにすれば今度こそ空を飛べると思います。」と語り、再チャレンジをするという。
来年には完成させて空を飛ぶ予定だそうで、問題がなければ通勤や肥料の運搬などに使いたいそうだ。
どこまでも前向きなチェンだけに、いつの日か本当に空を飛ぶ飛行機を作ってしまいそうだ。
via:人民日報オンライン(英語)