前脚を持たずに生まれた2本脚の子犬 3Dプリンターによる車椅子を装着!
2017/05/07
前脚を持たずに生まれた2本脚の子犬が、3Dプリンター製の車椅子をプレゼントされた。
前脚を持たない生後6週間の子犬タンブレス
その2本脚の子犬はアメリカ・オハイオ州の動物保護施設で暮らす子犬のタンブレス(Tumbles)。
タンブレスは、テリア犬のミックスとして今年の10月に誕生した。現在生後6週間で生まれつき前脚がなかったのである。タンブレスが生後2週間の時に、オハイオ州で犬の救助コーディネーターをするカレン・ピルチャー(Karen Pilcher)によって引き取られた。
タンブレスは飼い主から虐待を受けていたというわけではないのだが、一緒に生まれた他の子犬たちと生活するのが難しい状態だったため保護されることとなった。
タンブレスを引き取ったカレンは、自身が動物救助コーディネーターをするとともに、動物保護施設の運営者とも友人関係にある人物で、保護したタンブレスにより良い人生を与えたかったという。
3Dプリンターによる車椅子製作
タンブレスが自由に行動できるようにと、動物保護施設の友人とピルチャーの夫が相談してタンブレスのための車いすのデザインを考えた。
その後、その車椅子製作のためオハイオ大学イノベーションセンターに協力を仰いだのだ。その結果、センターは車椅子製作を了承。3Dプリンターによって製作されることとなった。プリント時間は14時間かかったという。
そして先週の火曜日(2015年11月10日)にタンブレスのもとに試作の車椅子が到着。その際、高さなど何点か問題があったため調整をおこない、今週再度、試作2号の車椅子が与えられたそう。
こちらが試作1号の車椅子に乗るタンブレスの映像
動画:youtubeより『Tumbles gets fitted for his very first wheelchair』
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タンブレスはまだ車いすの操縦に慣れていないため、うまく走ることはできないそうだが、今後リハビリをおこなって上手く乗れるように訓練するという。
また、センターはタンブレスの成長に合わせて、今後も車椅子を製作することを約束してくれたそうだ。
via:dailymail(英語)