どんな状況!? 奇妙な状態で力尽きた2匹のヘビの死骸が発見される!
2016/10/31
オーストラリアのニューサウスウェールズ州で、奇妙な状態で力尽きたヘビの死骸が発見された。
なんとその写真は、茶色い一匹のヘビが、もう一匹の黒いヘビを食べようとしたようなのだが、食べられた黒いヘビは、自分を食べたヘビの体を突き破って脱出。しかし、脱出途中でお互い力尽きて死亡したような画像。
撮影者のジェフ・ミッチェル(Geoff Mitchell)は、「黒いヘビが、自力で茶色いヘビの体を突き破って脱出したとは思えない」と語る。
二匹のヘビはともに猛毒を持つ毒蛇である。茶色いヘビはイースタンブラウンスネーク(Eastern Brown Snake)という世界猛毒蛇ランキング2位という恐ろしいヘビ。もう一匹の黒いヘビもアカハラクロヘビ(Red-Bellied Black Snake)という毒蛇だ。
この画像を送られたオーストラリアの動物園は「イースタンブラウンスネークがアカハラクロヘビを食べようとしたのでしょうが、ともに両者の毒で力尽きたのでしょう。しかし、どうやってアカハラクロヘビが体外に脱出できたかはわからない」と困惑している。
そもそも、ヘビは噛み付くことはあっても、獲物を食べるときは丸飲みにするので、相手の体を噛みちぎるようなことはできないはずなのである。
両者が、もみ合っているうちに、ほかの動物に襲われ、イースタンブラウンスネークの体に穴が空いて、そこからアカハラクロヘビが脱出しようとしたのだろうか。真相は誰にもわからない。
via:3AW(英語)
ちなみに、こちらは以前サイトで紹介したウミヘビとオニダルマオコゼ。こちらの二匹もお互いの毒で死亡してしまった。
過去記事:『ウミヘビVSオニダルマオコゼ! お互いに噛み付くも、たがいの毒で両者死亡』より