博物館に30年前から保管されていたビンの中から、新種のコウモリが見つかる!
2016/10/31
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イギリスのロンドンにある自然史博物館で保管されていたコレクションの中から新種のコウモリが発見された。
しかもそのコウモリは、30年も前から博物館にあったビンの中から見つかったというのである。
情報によると、1983年にチャールズ・フランシス(Charles Francis)という人物がマレーシアで捕獲したもので、80年代初頭から自然史博物館の金庫室に入っていたとされている。
このコウモリには、発見者フランシスの名前にちなんで「フランシス・ウーリー・ホースシュー・バット(Francis Woolly Horseshoe Bat) 」、学名にはキクガシラコウモリ科(Rhinolophus)であることから「Rhinolophus francisi」と名前がつけられた。
博物館の動物学者ロベルト・ポルテラ・ミゲーツ(Roberto Portela Miguez)は、「昆虫や魚などの新種が発見されることは近年でもよくあるが、新種の哺乳類の発見は非常に珍しい。」と語る。
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そのコウモリは非常に貴重なサンプルのため、CTスキャナにより断面図が撮影され、コンピューター上で骨格を再現し分析しているという。
キクガシラコウモリ科の特徴である、菊の花のような形状の鼻は、超音波による仲間とのコミュニケーションや弱い音を効率的に聞き取るのにに役立っていると考えられている。
via:dailymail(英語)
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