パトウ症候群という遺伝子疾患によってチューブ状の鼻を持って誕生した赤ちゃん
2015/12/03
ペルーで先日誕生した赤ちゃんが、奇妙な鼻を持って生まれたという。
その赤ちゃんは、両親から「小さな天使」という意味のアンヘリート(Angelito)と命名された男の子で、ペルー・チンボテの病院で誕生したのだが、鼻がチューブのような形状をしていたのだ。
小児科医のホセ・カスティーヨ(Jose Castillo)によると、男の子は1万5000分の確率で発生する「パトウ症候群」という遺伝子疾患によって、このような鼻になってしまった可能性が高いという。
こちらが動画
動画:dailymailより『Baby born with two TUBES on his face instead of a nose』
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パトウ症候群とは、13番目の染色体が通常よりも1本多い3本あることによる遺伝子疾患で、外見上の奇形をまねくほか、ほとんどの患者が脳奇形を持って生まれるという。
高齢出産によって子どもが発症する可能性が高まるが、母親のロレーナ・ロドリゲス・ザバレナ(Lorena Rodriguez Zavaleta)は20歳と若かった。
しかし、男の子は鼻の奇形はあるものの、その状態は安定しているそうで、心臓や呼吸器系も正常に動作しているという。そのため、男の子は既に鼻の整形手術をおこなうために、家族の自宅から300マイル(約480キロ)ある首都リマの病院にすでに転院されたそうだ。
地元の市町は、家族が男の子の治療に付き添うためのリマでの滞在費の一部やおむつ、ミルクの支援をおこなうと発表している。
via:dailymail(英語)