捜索期間20年!幻の鳥のオスを捕獲 過去メス3羽の発見のみでオスは史上初!
アメリカの自然史博物館のクリス・フィローディ(Chris Filardi)が、今まで誰も見たことがなかった幻の鳥のオスを捕獲した。
その鳥は、カワセミ科のガダルカナルショウビン(英名:Guadalcanal moustached kingfisher 学名:Actenoides bougainvillei excelsus)。この鳥は以前まではブーゲンビル島に生息しているブーゲンビルショウビンと同一種とされていた鳥で、その後、別種とされたものの、発見例が極めて少なく幻の鳥だったのである。
生息地は、ソロモン諸島・ガダルカナル島の標高900~1000メートルの高地という非常に限られた生息域なのである。
これまでに発見された個体は、1920年代の1羽と1950年代の2羽だけ。そしてその3羽は全てメスだったのである。そのため、オスの個体は誰も見たことがなく、また鳴き声すら聞いた者がいないという状況だった。
クリスは、この幻の鳥ガダルカナルショウビンの捜索に20年という年月を費やし、ついに先日発見することができたのだ。
20年間探し求めていた幻の鳥を見つけ、そして捕獲に成功したとき、クリスは「オーマイゴッド!、カワセミだー(Oh my god, the kingfisher.)」と思わず声を出したと同時に息をのんだと語る。
また、誰も聞いたことがなかったガダルカナルショウビンの鳴き声は「コーコーコーココココココココーキェーフ(ko-ko-ko-kokokokokokokoko-kiew)」だそう。
via:AMERICAN MUSEUM OF NATURAL HSTORY(英語)