史上最も醜い生物? 恐竜の前時代の生物ブノステゴス 超ダサかったことが判明
2013年に、ニジェール共和国のサハラ砂漠で最初の化石が発見されたブノステゴス(Bunostegos akokanensis)という爬虫類がいるのだが、最新の研究により最も醜い生物だった可能性があるという研究発表がされた。
ブノステゴスは、恐竜が栄える時代よりも前の、紀元前2億6千万年前のペルム紀に生きていた生物である。この時代、大陸は現在とは大きくことなり、パンゲア大陸として一つの巨大な大陸だった。
古脊椎動物学会誌で、その研究発表をした研究チームの筆頭著者モルガン・ターナー(Morgan Turner)によると、発見された化石の上腕骨の形状から、当時生きていた爬虫類や現在のワニのように、体を地面につけるような態勢をとることはできず、牛のように4本足で直立姿勢をとっていたことが今回明らかになったのである。
また、ブノステゴスは大きさも牛ほどの大きさで、草食性の爬虫類なのだが、名前の「ブノステゴス(Bunostegos)」は、「こぶ状の形をした屋根」という意味で、頭部にはブツブツとしたコブがあった。
ターナーによると、ブノステゴスが牛のような格好で歩いていたのは、食料を広大な大地を歩き回って探すうえで、エネルギー効率が良かったからではないかと考えている。
「最も醜い生物」というのは言い過ぎな気がするが、確かに研究者が作成したイラストの見た目はダサい。恐竜と聞くとテンションが上がる男の子も、この見た目では全然ワクワクしない。
via:dailymail(英語)