セイウチ犬の「カレッシ」 顔の再建手術によって新しい顔を手に入れる!
以前当サイトで紹介した、セイウチのような姿になってしまったピットブルのミックス犬「カレッシ(Khalessi)」が、新しい顔を手に入れたという。
(カレッシの詳細は過去記事へ:『フロリダ州で発見されたセイウチのような犬 人間による虐待でこのような姿に』)
人間の虐待によって鼻先を失い、犬歯がむき出しの異様な姿になってしまったメス犬のカレッシ。
そのあまりに可哀想な姿に、善意の寄付があつまり、先日頭部の再建手術をおこなったのである。
動画:youtubeより『Horribly abused pit-mix with half a face looking for new home』
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担当したのは獣医のケリー・スロムセンスキー(Kerri Slomcenski)らチーム。そして、手術後のカレッシの様子が、金曜日にヘイズタウン動物病院によってフェイスブック上で明らかにされた。
カレッシは、手術後回復の遅れがあったそうだが、無事に麻酔から覚め、現在は安定しているという。
カレッシは保護当時、わずか20ポンド(約9キロ)しかなかった、頭部の状況もそうだが、肋骨が浮き出ており、あまりに痛々しい姿だったそう。しかし、人間によるひどい虐待を受けたカレッシは、皮肉にも人間による善意のおこないで現在回復している。
カレッシは人間に虐待を受けた過去を持っているにもかかわず、とても人懐っこい性格だそうで、人間の姿を見ると盛んに尻尾を振るという。獣医のケリーは「彼女は全ての人間を愛している」と語る。
新たな人生をスタートさせたカレッシだが、まだ足や歯の治療を行う必要があるそうで、完全に回復するには、もうしばらくかかるという。
via:dailymail(英語)