僧侶が盗み!? タイで失くしたiPod touch、iCloudからバレる
清い存在でなければならない僧侶が盗みをはたらき、それがひょんなことから発覚してしまった。
それは、バックパッカーとして世界中を旅行していたアメリカ・カリフォルニア州のスコット・ヘルダー(Scott Herder)が、パートナーのミーガン(Megan)とともにタイのラオスを訪れていたときのこと。
スコットのiPod touchが、いつの間にか失くなってしまったのである。どこかに置き忘れたのか、それともスリにでもあったのか、その真相はわからなかった。その後、スコットはタイを出国することになっていたので、諦めるしかなかった。
しかし、iPod touchの紛失から数週間後、あることに気が付く。
撮影した画像やデータを自動で、ネットワーク上に保存してくれるサービス「iCloud」にログインしたところ、自分が撮影した記憶の無い写真が大量に保存されていたのである。
そう、その画像はラオスで失くしたiPod touchから送られたもの。
そこには、上半身裸で寝転ぶ僧侶が写し出されており、自撮り画像などから、僧侶の一人がスコットのiPod touchを自分のモノにしていたことがわかったのだ。
その画像は、日々更新され続け100枚以上の画像がiCloudに保存されたという。
当初は、自分のiPod touchを使用する僧侶に憤りを感じたそうだが、異国の僧侶の知られざるプライベート写真の数々に、スコットは次第に写真が更新されるのを楽しみになってしまったそう。
スコットは、「私はこの僧侶の珍しい生活を垣間見ているうちに、写真を見るのが楽しみになってしまいました。」「私は彼に連絡をとったり、罪を咎めるつもりはありません。今後の彼の動向を応援したい」と語っている。
現在も、そんなことなど知らずに画像を送信し続けているという僧侶だが、自分の恥ずかしいプライベート写真が、スコットのブログやInstagramで公開されていることに気づく日はやってくるのだろうか。
僧侶の自業自得ではあるが、少し可哀想な気がしてしまう。
via:dailymail(英語)