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幸運?それとも災いの前兆!? 村人達を二分させた双頭の牛がペルーで誕生

   

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ペルー北部のカハマルカにある村で、二つの頭部を持つ双頭の子牛が誕生した。

当サイトでもたびたび紹介しているように、こうした異常を持つ動物は一定の確率で誕生する。特に家畜として飼育数の多い牛の場合、世界的にみると割と頻繁に誕生しているのである。

しかし、この村では、今回双頭の子牛が生まれたことによって、村が二分する事態になってしまったというのだ。

それは、今回の子牛が誕生したのは、悪魔による災いの警告だと信じる者たち、そして神による良い出来事が起きる前の前兆だとする者で、意見が対立したのである。

幸運?それとも災いの前兆!? 村人達を二分させた双頭の牛がペルーで誕生

こちらが先日ペルーで誕生した双頭の子牛

幸運?それとも災いの前兆!? 村人達を二分させた双頭の牛がペルーで誕生

村では、幸運の前兆か、災いの前兆かで、論争を呼んだ

問題の子牛はというと、二つの頭にはそれぞれ目や口、鼻がそなわっており、一応それぞれは機能しているという。しかし、頭部が二つもあるため、その重量で立ち上がることができずにいるそう。立ち上がらなければ、母牛からミルクを飲むことができないので、現在ボトルを使って人間の手でミルクを飲ませているそう。

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幸運?それとも災いの前兆!? 村人達を二分させた双頭の牛がペルーで誕生

二つの頭部は機能しているという。しかしその頭部は子牛には重く立ち上がることができない

幸運?それとも災いの前兆!? 村人達を二分させた双頭の牛がペルーで誕生

自力ではミルクを飲むことができない子牛のため、農場主はボトルを使ってミルクを与えている

村人たちの間で、今回の意見の相違が起きたため、地元の獣医が子牛を診断。その結果、地元獣医は地域の鉱山採掘による土壌などの環境汚染が原因ではないかと示唆したという。

すると、村人たちは、今度は地域の汚染に恐怖するようになってしまったのだ。

幸運?それとも災いの前兆!? 村人達を二分させた双頭の牛がペルーで誕生

通常このような子牛は長く生きることができないが、2009年に生まれた同様の症状を持つ牛は7か月生きたそう

幸運?それとも災いの前兆!? 村人達を二分させた双頭の牛がペルーで誕生

この牛も、長く生きられることを願う

そこで、住民たちの心配をしずめるために、農業庁から派遣された獣医のローランド・バレーナ・チュミオク(Rolando Ballena Chumioque)が再度原因を調査。

最終的にローランドは、今回の奇形を持った子牛は、母牛の妊娠期間中の抗生物質投与が原因である可能性が高いという結論を出し、採掘による環境汚染を否定したのである。

真相が明確になっていない今回の事態に、村人たちの不安はしばらく続くことになりそうだ。

 

via:dailymail(英語)

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