翼もないのに空を飛ぶ!? 滑空して空を飛ぶクモ、フライングスパイダー発見!
南米ペルーのジャングルで、空を飛ぶクモが発見された。
そのクモは、何の翼も持たないにもかかわらず、空中を滑空するように飛ぶことができるのだという。今回の発見は空中で方向転換をする能力を持つ最初のクモであり、その論文が王立協会インターフェース誌に8月19日掲載された。
そのクモは、地上から高さのある木に生息するクモで、幅が約2インチ(約5センチ)ほどの大きさ。そして、極端に平べったい体の形状をしている。
研究者チームが確認のために、地上から65~80フィート(約20~25メートル)の木の上から、そのクモを地上に向けて落とした。
すると、わずか13フィート(4メートル)ほど落下した後、方向を急転回して滑空していったのである。
こちらがその動画
動画:dailymailより『Watch the skydiving spider in action』
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研究リーダーで、アメリカ・ケンタッキー州のルイビル大学の生態学者のステファン・イェノヴィエク(Stephen Yanoviak)は、「本当にクモが飛行するとは思わなかった」と語る。
どのように足をコントロールしているのかは不明とのことだが、クモは落下に機敏に反応し、頭と足の向きを僅かに変えて滑空するように飛行しているものとされている。