20年間ジャンクフードしか食べられなかった女性 催眠術によって改善する！
2015/07/20
20年間のジャンクフードしか食べることが出来なかった摂食障害の女性が、催眠術の力を借りて、その障害を治すことに成功したという。
その女性は、イギリスのウェスト・サセックスで美容師として勤務しているナターシャ・セメド(Natasha Semedo)21歳。
彼女は、物心がつかない幼い頃から、20年間にわたってピザやポテトチップス・カップ麺などのジャンクフードしか食べられなかった。それは単に好き嫌いの問題では無く、体が特定の食品以外は受けつけなくなってしまう選択的摂食障害という症状によるものだったのだ。
ナターシャによると、友人や家族と同じものを食すことが出来ない悩みに長年苦しんでおり、家族にも多大なる心配をかけていたという。
そんな、ある時インターネットで、催眠術によって今まで食べられなかった食品が食べられるようになったという情報を目にしたのだ。そして2か月前、彼女は思い切って催眠術師の元を訪れることを決意する。
彼女がたずねたのは、ヒース療法クリニックという診療所。そこで心理学者で臨床催眠術師のフェリックス・エコノマキス(Felix Economakis)による催眠療法がおこなわれたのである。
選択的摂食障害を持つ患者は、幼いころに食品に対して何らかの恐怖や痛みといった経験を持っていることが多いとのことで、その経験によって体が特定の食品を拒否しているのだという。
ナターシャにもそのような傾向があるようで、フェリックスは催眠術によって、その食品が無害であるという催眠をかけた。
すると驚くことに、20年間にわたって食べることのできなかった食品を美味しいと感じるようになったのだ。そして長年苦しんでいた摂食障害から解放されたのである。
果物やサラダを食べるナターシャ
治療を受けたナターシャは、現在もポテトチップスなどが好物ではあるそうだが、間食には積極的に果物やヨーグルトを食べるように心がけているそうで、バランスの取れた食事をとれるようになったそうだ。
via：mirror（英語）