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袋詰め!過剰飼育! 中国香港の金魚市場がぎゅうぎゅう過ぎる!

   

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袋詰め!過剰飼育! 中国香港の金魚市場がぎゅうぎゅう過ぎる!

以前、生きた金魚や亀をパック詰めしてストラップやアクセサリーとして販売している中国の露天商を紹介した(過去記事『生きた亀や魚がストラップに!? 中国で売られていたアクセサリー』)。今回も中国のペット販売事情を紹介する。

 

中国・香港の旺角(モンコック)にある金魚市場は、常に観光客や地元住民で賑わっている。しかし、一方で販売されている金魚などの観賞魚の販売状況が酷いと問題にもなっている。

旺角は世界的に人口密度が非常に高いことで、有名で東側の商業地はストリートマーケットなどが所狭しと並んでいる。

そんな中に、金魚や熱帯魚などを販売している店舗が数ブロックにわたって集まっている。市場の朝は早く日が昇る午前4時頃から、営業が始まるのだが、如何せんスペースが慢性的に不足しているため、販売されている観賞魚たちは、酸素を充填されたビニール袋の状態のまま、ラックにかけられて販売されている。

また、水槽に入れられている魚たちも、あまりに過剰飼育の状態で、劣悪な環境で売られているのだ。

もちろんこの状態で、常に飼育しているわけではなく、販売時のみとのことだが、長い営業時間と通行人や観光客で賑わう街では、魚たちに休まる暇はない。

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袋詰め!過剰飼育! 中国香港の金魚市場がぎゅうぎゅう過ぎる!

袋詰めされ、そのままの状態で販売されている魚たち

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スペース不足や露天販売のため水槽を設置することができないため、このような状態で売られている。

袋詰め!過剰飼育! 中国香港の金魚市場がぎゅうぎゅう過ぎる!

熱帯魚の王様ディスカスもこのようにビニール袋に入れられた状態で販売されている。

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市場は常に観光客で賑わい、騒音や揺れが容赦なく魚たちを襲う。

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水槽に入れられた金魚もぎゅうぎゅう詰めの状態。こちらは丹頂という品種の金魚。

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金魚やシクリッドなど様々な魚が販売されている。右上の魚は刺青で人為的に模様を入れている。

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ビニール袋には酸素が充填されているため、すぐに死ぬことはないが、劣悪な環境ゆえ、魚たちは徐々に弱っていくという。

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ランチュウや琉金など様々な品種の金魚が混泳している。

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香港は観賞魚の主要輸出国で、日本にも香港から大量の魚が入ってきている。

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市場は早朝午前4時頃から日が暮れるまで営業している。

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こちらは錦鯉。

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こちらはベタ。ベタはエラ呼吸だけでなくラビリンス器官という呼吸器官を持っているため酸素不足には強い。

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アクアリストにとって人気の観光スポットで、水槽を飾る水草も多種多様な種類が揃えられている。

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香港は人口密集地ゆえ、住宅事情から犬やネコよりも観賞魚を好む傾向が強い

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路上販売の様子。

袋詰め!過剰飼育! 中国香港の金魚市場がぎゅうぎゅう過ぎる!

こちらは金魚専門店。

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ミドリガメ。

売られる魚たちにとって良くない環境だということがよくわかる。

しかし、日本のペットショップやアクアショップも、特売の魚を今回の写真同様に、酸素を充填したビニール袋にいれた状態で販売していたりもする。また、このように販売されるほど買い手が存在していることも確かで、日本も大量に輸入している事実がある。一方的に中国を酷いということもできないだろう。

 

via:dailymail(英語)

 

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