4mの巨大なニシキヘビ、ヤマアラシを丸飲みにするもトゲが胃に刺さって死亡
2015/08/19
南アフリカで、4メートルもある巨大な大蛇の死骸が見つかったのだが、その死因がとても珍しいものだった。
そのヘビが発見されたのは、南アフリカのエランド湖動物保護区にあるレジャー施設「レイク・エランド・ゲーム・リザーブ」の近く。発見時に既に死亡していたヘビは腹部が大きく膨れており、死ぬ直前に大きな獲物を捕食したようであった。
そこで、ヘビの腹部を切り開いて見ると、中から出てきたのは30ポンド(約13.5キロ)もあるヤマアラシ。
ヤマアラシとは、背中に鋭いトゲが生えている哺乳類で、天敵などに襲われた際にはその背中のトゲで敵に応戦する。そのトゲは、相手に刺さると簡単に自分の体から抜けるような構造になっている。
今回のヘビは、ヤマアラシを捕食することには成功したものの、そのトゲがお腹の中で内臓に突き刺さってしまったのである。
施設のマネージャー、ジェニファー・フラー(Jennifer Fuller)によると「蛇の正確な死亡原因は分からないが、胃などの消化器官にヤマアラシのトゲが突き刺さったことは明らかで、死因に関係がある可能性が高い。」と語った。
死亡していたヘビは、アフリカニシキヘビ(アフリカン・ロック・パイソン)という種類のヘビで、視覚がきかない夜間でも、獲物の臭いや熱を探知して狩りをすることができるため、もしかしたら今回のヘビも鋭いトゲがあるヤマアラシだということを分からずに、丸飲みにしてしまったのかもしれない。
via:dailymail(英語)