特技はキックボクシング！ 金属バケツをバキバキに曲げるカンガルーのロジャー
以前、当サイトで、住民を恐れさせている2mの凶暴なカンガルーがオーストラリアのブリスベンに出現したと記事にした（過去記事：『周辺住民たちが恐怖！！ 2メートルあるヘビー級の片耳カンガルーが出現』）。しかし、そのカンガルーにライバルがあらわれたという。
まず、こちらがブリスベンに出現した、犬や人間さえも襲うという巨大カンガルー
そしてこのカンガルーのライバルと言われているのが、アカカンガルーのロジャーだ。
ロジャーは、オーストラリアのアリススプリングで飼育されているカンガルーで、2006年に道路の側で死んだ母親の袋の中から発見され、保護センターで保護された。
小さいころからお気に入りのぬいぐるみを抱いている写真が、今年初旬にネット上に公開され、瞬く間にファンを獲得し、世界的に有名なカンガルーにもなった。
こちらが、その時公開された写真。ロジャーお気に入りのぬいぐるみで、取り上げようとすると攻撃をしかけてくるという
そしてこちらが、ロジャーの最新の画像
金属製のバケツを難なくへし折ることが出来ると言う
厚い胸板と強靭な二の腕で、金属製のバケツを曲げるロジャー
このロジャーも、ブリスベンにあらわれた片耳のカンガルーに負けない体格をしており、ブリスベンの片耳カンガルーが体長（推定）2m、体重（推定）95キロとされるのに対し、ロジャーは体長2.007m（平均的な大きさは160センチ）、体重89キロである。
保護された当初は非常に小さかったが、飼育員のクリス・バーンズ（Chris Barnes）らの献身的な世話により、ここまで大きく成長した。
こちらが保護された当時のロジャー
デイリーメールオーストラリアの取材に対し、飼育員のクリスはこう語っている。
「ロジャーは毎日、他のカンガルー相手にスパーリングをしており、近づく人間を追いかけまわします。腕の力もすごいがキックはその比ではなく、内臓を的確に狙ったキックをしてくるので近づくのは非常に危険です。」
育ての親であるクリスも例外ではなく、容赦なく襲ってくるそうで、ロジャーにちょっかいを出したクリスを追いかけまわす映像がこちら
動画：『Roger the Kangaroo attacks a hat』
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動画を見る限り、微笑ましくも思うが、絶対に油断はできないそうだ。
筋肉を強調するかのようなポーズをするロジャー
ブリスベンのカンガルーの年齢は不明だが、ブリスベンのカンガルーはイースタングレーカンガルーという種類。アカカンガルーは種類としてはイースタングレーカンガルーよりも大きくなるとされている。
ロジャーは、既に赤カンガルーの平均的な大きさより40センチも大きいが、現在まだ9歳。アカカンガルーは飼育下では20年程生きるとされているため、まだまだ成長する可能性があるという。
via：dailymail（英語）