不気味！？ゆるキャラ？ 中世ヨーロッパの人々が恐れていた怪物たち！！
今回紹介するのは、500～1500年の中世ヨーロッパで描かれた怪物たち。
大英図書館の蔵書から怪物の挿絵を集めたものだ。
中世の人々は、人間が住む世界の端に、未知の怪物が棲んでいると考えており、それらの怪物はエキゾチックな姿形をしていた。
人間に似た姿をしている怪物たち。4つの目を持つものや、反対向きの足、頭部の無いものなどが描かれている。
ギリシャ語で「全ての耳」という意味の怪物、パノチー(Panotii)。異様に長い耳を持っている。
パノチーは、その長い耳で空を飛ぶことができる怪物。また非常に恥ずかしがり屋な性格とのこと。
こちらは、13世紀に書かれた世界地図。
世界の端には、モンスターたちが棲んでいる。
この当時の地図でも分かるように大陸は丸い形をしており、世界の端には怪物が、そしてその周りには海が広がっていると考えられていた。
こちらはピグミーと呼ばれるモンスター(pygmies)。
『サー·ジョンマンデヴィルの旅』という小説に登場したピグミーと呼ばれる怪物。この本はアメリカ大陸を発見したコロンブスも影響を受けたという。
悪魔のようなモンスターを退治するキリスト教徒
こちらは頭部の無い怪物のブレムミュアエ(Blemmyae)。
コミカルに描かれているブレムミュアエ。当時エチオピア周辺に住んでいると考えられていた。
犬の頭部を持った怪物。武装して軍団を組んでいる。当時の兵士は遠征時これらの異形の怪物に遭遇することを恐れた。
10本の角、7つの頭部を持つ怪物。手足は熊、口はライオンという風貌だという。
中世の人々にとって海は、怪物が潜む未知の世界だった。
こちらは現在も有名な怪物のユニコーン。
中世に描かれたユニコーン。だいぶ可愛らしい姿だが性格は凶暴だという。一流のハンターでも手に負えないが、処女だけは飼いならすことが出来たという。
当時、巨大なクジラは畏怖の対象でもあった。
クジラに、まるで島のように上陸し、クジラの上で火を焚いている。
当時の怪物は、他種生物とのキメラや、人体の一部が不足もしくは多くついた姿が多かった
via：dailymail（英語）