永久機関!? 観葉植物の植木鉢から発電 究極電源バイオサーキット!
植木鉢に差し込むだけで電源になる発電装置があるという。
その名は、バイオサーキット(biocircuit)。試作機をチリの学生が開発したという。
光合成の際に放出された電気を集め、電源として供給することができる。
約一時間半でスマートフォンを充電することができるほか、USBポートからほかのデバイスも使用することが出来るという。
動画:youtubeより『Chilean students charge mobile phones using energy from plants』
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バルパライソ大学とアンドレス・ベロ大学の学生だったイヴリン·アラヴェナ(Evelyn Aravena)、カミラ・ルプチチ(Camila Rupcich )、カロライナ・ゲレロ(Carolina Guerrero)が2009年にその技術を開発した。
仕組みは土壌の微生物が有機化合物を分解する際に、副産物として放出される電気エネルギーや、植物が光合成をする際に発生する電気エネルギーを、電極から集め電気を供給するシステム。植木鉢の植物には悪影響を与えない。
現在、開発チームは、チリ経済開発庁(CORFO)から財政的支援のもと、今年後半の販売を目指している。
同様の取り組みは、オランダのワーゲニンゲン大学でも開発されており、そちらは「Plant-e」と呼ばれている。
こちらでは、発電した電気をLEDで光に変えている。
こちらの仕組みは、ダニエル電池という1841年に発明家アレクサンダー·ベイン(Alexander Bain)が実証したものを元にしており、銅と亜鉛を地中に配置する金属反応による発電で、今回のバイオサーキットとは異なる仕組み。
via:dailymail(英語)