前足を失ったが、以前よりもスピードアップした100歳のカメ
冬眠中に2本の前足をネズミに噛まれて失ってしまった。そのカメの名前はミセスT(Mrs T)。100歳のメスのカメである。
飼い主のジュード·ライダー(Jude Ryder)はこう語る。「前足を失ってしまったのは非常に悲しいことだが、ミセスTはこの義足により以前より素早く移動できるようになった」と
ネズミに前足を噛まれているのに気付いた後、飼い主のジュード·ライダーはすぐに動物病院に連れて行ったという。だが、はじめ獣医からは、助けるのは難しいと言われたそうだ。
しかしながら、ミセスTは抗生物質の効果もありなんとか一命を取り留めることが出来た。
とはいえ、前足を失ってしまったミセスTは、動くことが出来ない。
そこで機械技師であった息子のシンクレア·ジョーンズ(Sinclair-Jones)が、模型用の車輪を使って義足を作ったのである。
その結果、ミセスTは、車輪の前足によって通常の2倍の速度で移動できるようになったそうだ。
ジュード・ライダーの孫ナンシー·シンクレア·ジョーンズ(Sinclair-Jones)4歳と、ミアデイヴィス(Mia Davies)5歳。
ネズミによる、カメの被害は珍しいことではないという。2013年イギリス最古のカメだったトーマスは、ネズミに噛まれ130歳で死亡した。また当サイトでも過去に、今回同様に前足を失い車輪の義足を与えられた陸ガメのセプティマスを紹介した(過去記事『ハンディキャップを乗り越えて 義足をあたえられた14の動物』)
via:dailymail(英語)