たった5分で皮膚の形を変形させる!新種のトランスフォームガエル!
このたび、皮膚の形状を5分ほどで変えてしまう。そんな驚くべきカエルがエクアドルで発見された。
そのカエルが生息しているのは、エクアドルのアンデス山脈西部の森の中。
そのカエルは、アメリカ・オハイオのケース・ウェスタン・リザーブ大学の生徒を含む研究者一行により発見された。
発見者の一人キャサリン・クライナク(Katherine Krynak )が、コケや葉に覆われた場所にいる一匹のトゲを持ったカエルを捕まえる。そのカエルのトゲトゲした容姿から「パンクロッカー」というニックネームをつけ、プラスチック製の容器に捕獲したのである。
しかし翌日、彼女がそのカエルを取り出すと、そこには、パンクロッカーというニックネームの由来となっていたトゲなど一切無い、滑らかな肌のカエルが入っていたのだ。
そう、カエルはコケや岩・葉が生い茂る環境から、プラスチックの凹凸のないケースに移動したことにあわせて、自らの形状を変えたのである。
その後の詳しい調査により、約5分という短時間でその形を変えることができるということが判明した。
研究者たちは、鳥や他の捕食者から身を守るために、周囲の環境に合わせて皮膚の形も変えていると考えている。
キャサリンは語る。「カエルのトゲがなくなっていたとき、皆私の勘違いだと言っていたが、間違いなく私はトゲのあるカエルを捕まえていた」と
動物の外観は、種類を識別するための鍵となっているだけに、このように外見を変えている動物を見逃してしまっている可能性があると研究者は言う。
出典:dailymail「http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-3008135/The-incredible-shape-shifting-FROG-Scientists-discover-amphibian-rapidly-change-skin-texture.html」
カエルは頻繁に変わった新種が発見されている。
こちらは2013年にコロンビアで、発見されたシースルーなカエル「ガラスフロッグ」
動画:『Fleischmann’s Glass Frog elude predators with invisible skin』
心臓など内蔵の動きが丸見えとなっている。こいつなら、理科の授業で解剖される心配はない。